AQM Column ブログ・お知らせ

404が増える理由と対処方法|改善の基本ポイント

18

ホームページを運用していると、知らないうちに「404ページ(ページが見つかりません)」のアクセスが増えているというケースは意外と多くあります。

特にサイトをリニューアルした直後や、ブログを長く運用している企業では発生しやすく、気づかないままにしておくと検索評価(SEO)にも悪影響が出ることがあります。

実際、アクアマリーンのWeb事業部サイトでも、リニューアル後に「404ページ」が上位アクセスに入っていました。

これは決して珍しいことではなく、改善すべきポイントが見つかった“サイン”でもあります。

今回は、404が増える主な原因から、すぐにできる対処方法、そして“404を改善のチャンスに変える方法”までまとめました。

ホームページ運用を見直したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

    404とは?まずは簡単におさらい

    1208-2

    「404ページ」とは、
    そのURLに該当するページが存在しない ときに表示されるエラーページのことです。

    • ページが削除された

    • URLが変更された

    • リンク先が間違っている

    などの理由で発生します。

    ユーザーはそこで離脱しやすく、Googleのクローラも「正しい情報が見つからない」と判断するため、放置するとSEOに悪影響を与えることがあります。

    404が増える主な原因トップ5

    1208-3

    404が増えるときには、必ず「理由」があります。
    特に中小企業や個人事業主のサイトで多いのが、次の5つです。

    1. リニューアル前のURLを参照している

    サイトリニューアルでURL構造を変えると、古いURLがそのままネット上に残っている ことがあります。

    • 検索に古いページが残っている

    • 外部サイトが旧URLを参照している

    この場合、404が急増します。

    2. 外部サイトに古いURLが掲載されている

    特に以下が代表例です:

    • 他社のブログ・紹介記事

    • 観光サイト・まとめサイト

    • SNSの投稿

    • PDFや資料のリンク

    自分では消せないリンクが多いので、404が発生しやすいパターンです。

    3. 内部リンクの貼り替え漏れ

    運用歴が長いサイトほど起きやすい問題です。以下をチェックしてください。

    • メニュー

    • サイドバー

    • フッター

    • 過去のブログ記事

    • “関連記事”の自動リンク

    どれか1つでも旧URLのままだと、404になります。

    4. SNSやブログの投稿が古いURLを引用している

    意外と多いのがこのケース。

    • Instagramで昔投稿したURL

    • Facebookでシェアした過去記事

    • Xでの過去の宣伝投稿

    • リンク付きのストーリーズ

    InstagramやFacebookの過去投稿は自動では書き換わりません。リニューアル後は404の原因になります。

    5. スパムアクセスや無効なパラメーター付きURL

    Google Analytics でも見られるケースです。
    例:

    /?ref=unknown
    /top/?id=999
    /old-page?utm=spam
    

    これはユーザーではなく bot(自動アクセス)が原因です。

    SEO悪影響は少ないものの、Search Consoleで「404が多く見える」要因になります。

    404を放置するとどうなる?

    1208-4

    404を放置すると、次の問題が起きやすくなります。

    1. ユーザー離脱率が上がる

    せっかく訪れたのにページが見つからないと、ほぼ確実に離脱します。

    2. トラフィックが減少する

    コンテンツに到達できず、アクセスが途切れてしまいます。

    3. SEO評価が悪化する

    404が多いと、検索評価が分散したり、クローラの巡回効率が下がります。

    404を減らすための具体的な対処方法

    1208-5

    中小企業にもすぐできる方法だけに絞っています。

    ① Search Consoleで404ページを確認する

    左メニュー → 「ページ」 → 無効なURL(404)」 で確認できます。

    • いつ

    • どのURLで

    • 何回

    発生しているか把握するのが第一歩。

    ② 301リダイレクトを設定する(最重要)

    旧URL → 新URL に転送する設定です。

    WordPressなら以下のプラグインで対応できます:

    • Redirection

    • All in One SEOのリダイレクト機能

    ③ 内部リンクの貼り替え漏れを解消する

    以下をチェック:

    • メニュー

    • フッター

    • サイドバー

    • 過去記事

    • カスタム投稿

    • ボタンリンク

    1つずつ丁寧に直すだけで404は大幅に減ります。

    ④ 外部リンクの対処

    どうしても書き換えできない場合は:

    • 301リダイレクト

    • OGPの書き換え

    • 新URLでSNS再投稿

    で対応します。

    ⑤ 不要なURLは「410 Gone」で処理

    「もう存在しないページ」という明確なシグナルになり、インデックスからの削除も早くなります。

    404ページを“資産”に変える方法

    1208-6

    404ページはただのエラーではありません。
    改善のチャンスに変えられます。

    • おすすめ記事リンクを置く

      → 離脱回避に効果的。

    • 「トップページへ戻る」を設置

      → 迷子のユーザーを救える。

    • 問い合わせボタンを追加

      → 意外とクリックされます。

    • AQM事例:カスタム404で回遊率UP

      → AQMの過去案件でも、
      404ページを整えたことで、回遊率が約15%改善した例があります。

    まとめ:404は“悪”ではありません

    1208-1

    404は“悪”ではありません。
    むしろ、改善ポイントが明確になる大切な指標です。

    • リニューアル直後

    • URL構造の変更

    • 過去記事が多いサイト

    ほど発生しやすいため、定期的なチェックと301リダイレクトで安定した評価を維持できます。

    アクアマリーンでは、404調査からリダイレクト設定、サイト全体の導線改善まで、
    制作と運用の両面から伴走 しています。

    「404が気になる」「サイトを改善したい」
    という方は、気軽にご相談ください。