AQM Column ブログ・お知らせ

「ホームページを作ったのに、全然更新できない…」から抜け出すシンプルな方法

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ホームページをリニューアルしたときは、
「これからブログもどんどん書いていこう」
「最新情報をマメに更新しよう」

そう思っていたはずなのに、
気づけば最後の更新は数か月前。
トップページのお知らせも、少し前のまま止まっている。

「自分たちで更新できるって聞いていたのに、結局ほとんど触れていない」
「制作会社に頼むほどでもないけど、自分でやるのはちょっと怖い」

もし、こうしたモヤモヤを感じていたら、
それは“やる気の問題”ではなく、
単に「続けられる環境」が整っていないだけかもしれません。

この記事では、

・なぜ更新が続かないのか
・どこまで自分たちでできるのか
・更新が続いている会社が実際にやっている工夫

をできるだけわかりやすい言葉でお伝えします。

目次

    こんな状態に心当たりはありませんか?

    20251120_01

    まずは、よくあるお悩みから。

    ・ホームページを作ったまま、ほとんど触れていない
    ・お知らせが去年の内容のままになっている
    ・ブログを書こうと思いつつ、何から書けばいいかわからない
    ・ちょっと直したいだけなのに、制作会社に頼むのは気が引ける
    ・「自分で更新できます」と言われたけど、編集画面を開かなくなってしまった

    もし一つでも当てはまるなら、
    あなたの会社はまさに「更新したいのに、続かない」ゾーンにいます。

    でも、これは珍しいことではありません。
    むしろ、ホームページを持っている多くの会社が通る道です。

    大切なのは、
    「うちには更新できる人材がいないから」とあきらめてしまうのではなく、
    なぜそうなっているのかを、一度落ち着いて整理してみることです。

    ホームページの更新が続かない本当の理由

    20251120_02

    更新が止まってしまう理由は、根性不足ではありません。
    よく見ていくと、次のような原因が重なっていることが多いです。

    ・編集画面の使い方がわかりにくい
    ・ちょっと直すにも「壊したらどうしよう」という不安がある
    ・社内で「誰が更新するのか」がはっきり決まっていない
    ・更新する「きっかけ」や「ルール」がない

    つまり、
    「よし、やるぞ」と思っても、
    その後の一歩を支えてくれる“レール”が敷かれていない状態です。

    やる気はあるのに続かないのは、
    仕組みがないだけ。

    この視点に立つと、
    「うちにはセンスがないから」とか「時間がないから」といった
    あきらめの気持ちから、少しだけ自由になれます。

    「自分で触れる」環境をつくるだけで8割は変わる

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    ここで出てくるのが「CMS(コンテンツ管理システム)」という仕組みです。

    名前は難しそうですが、
    ざっくり言うと「専門的な知識がなくても、文字や画像を変えられるようにする仕組み」です。

    WordPress や、ビルダー系ツール(ブロックをドラッグして編集するタイプ)のものがこれに当たります。

    こういったツールをきちんと整えると、

    ・お知らせの文章を自社で差し替えられる
    ・写真を新しいものに入れ替えられる
    ・ブログを追加できる

    といった作業が、自分たちの手でできるようになります。

    「自分で触れる環境」が整っているかどうかは、
    ホームページが“動くか止まるか”を大きく左右します。

    アクアマリーンでも、WordやPowerPointに近い感覚で編集できる仕組みを採用しており、
    「まずはここだけ自分たちで触れるようにしましょう」というところから一緒に始めていくことが多いです。

    更新が続く会社がやっているシンプルな仕組み

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    とはいえ、
    「編集できるようになったからといって、自然に続くか」というと、
    残念ながらそうでもありません。

    更新が続いている会社には、
    実は共通した“ちいさな習慣”があります。

    たとえば、こんな工夫です。

    ・月に一度、ホームページを見直す時間をカレンダーに入れている
    ・GA4などのアクセス解析で「よく見られているページ」だけでも確認している
    ・「文章を書く人」と「サイトに反映する人」を分けている
    ・お客様からのよくある質問や事例を、ネタとしてメモしておく

    ここで出てきた GA4 は、
    「どのページが何回見られたか」などを教えてくれる、無料のアクセス解析ツールです。

    難しい分析をする必要はなく、
    「どの記事がよく読まれているか」だけを見るだけでも十分、次のヒントになります。

    大切なのは、完璧な分析ではなく、
    「毎月一度、ホームページのことを話題にする場」をつくることです。

    外注と自社、うまく分担するとホームページは止まらない

    ここまで読むと、
    「全部自分たちでやらないといけないのか」と
    不安になったかもしれませんが、そんなことはありません。

    むしろ、

    ・日々の更新や、簡単な修正 → 自社で
    ・大きなデザイン変更や、導線の見直し → 外注に相談

    のように役割を分けた方が、
    ホームページは長く、安定して成長していきます。

    全部外注に任せてしまうと、
    どうしても「お願いしたときだけ動くサイト」になります。

    一方で、全部自社だけで頑張ろうとすると、忙しい時期には止まりがちです。

    「自分たちでできるところは、自分たちで」
    「悩んだとき、迷ったときは相談できる相手がいる」

    このバランスが整うと、ホームページは会社の成長に合わせて、
    少しずつ、でも着実に育っていきます。

    今日からできる小さな一歩

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    ここまで読んでくださった方は、
    きっと「うちも何か変えたい」と思っているはずです。

    いきなり大きなことをしなくても、大丈夫です。

    今日からできる小さな一歩は、たとえばこんなものです。

    ・まずは自分のホームページを、1ページ分だけじっくり眺めてみる
    ・「今の状態と、理想の状態」を紙に書き出してみる
    ・月に一度、ホームページの状況を話す時間を社内で決めてみる
    ・制作会社に「自分たちで更新しやすいようにしたい」と素直に相談してみる

    ホームページは、
    作った瞬間よりも、「どう付き合っていくか」で価値が決まります。

    アクアマリーンは、
    ホームページを「自分たちで動かしながら育てていきたい」と考える会社を応援しています。

    もし、今のホームページの更新に不安やモヤモヤを感じていたら、
    一人で抱え込まずに、まずは状況を聞かせてください。

    そこから一緒に「続けられる形」を考えていきましょう。

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