ホームページを“資産化”する考え方|作って終わりにならない運用のコツ
「ホームページ=消耗品」と考えていませんか?
ホームページを作るとき、多くの企業は「デザインを新しくしたい」「SEOで上位表示したい」と考えます。
確かにそれも大切ですが、実はそれだけでは“成果”が長続きしません。
リニューアルした瞬間がゴールになってしまい、半年後にはアクセスも更新も止まっている…。
そんな状態になってしまう会社を、これまで数多く見てきました。
でも本来、ホームページは一度作って終わりではなく、会社の成長とともに価値を積み上げていく「資産」であるべきなんです。
“資産化”とは、会社に知識とデータが残ること
「資産化」というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、要するにこういうことです。
- アクセスデータがたまって、改善の材料になる
- お客様からの問い合わせ傾向がわかる
- 社内に「発信のノウハウ」が蓄積されていく
これらが少しずつ積み上がっていくと、
外注や担当者が変わっても“会社としての知識”が残るようになります。
つまり、「ホームページが育つ=会社が育つ」ということです。
アクセス数よりも「改善の履歴」が財産になる
ホームページの成果というと、「アクセス数」や「問い合わせ数」ばかりに注目しがちです。
しかし本当に価値があるのは、その裏にある“改善の履歴”です。
たとえば、過去にどんな変更をして、どんな結果が出たのか。
その記録こそが、次の改善のヒントになります。
失敗した施策も無駄ではありません。
なぜなら、「何がうまくいかなかったか」という情報も、次の成功のための“資産”になるからです。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、
小さく動かし続ける仕組みを作ることです。
小さくても「PDCAの仕組み」を回す会社が強い
PDCA(計画・実行・確認・改善)という言葉は聞き慣れていると思いますが、
それを“Web運用”の中で習慣化できている会社は意外と少ないです。
たとえば、月に一度だけでも「どのページが見られているか」を確認する。
それだけで十分です。大切なのは、「継続して見る時間」を持つこと。
数字を見ることで気づくことがあります。
・意外と採用ページがよく見られている
・ブログの記事から問い合わせが来ている
・古い情報で離脱しているページがある
こうした“小さな気づき”を積み上げることが、会社のWeb資産を育てる第一歩です。
アクアマリーンが大切にしている“続ける設計”とは
私たちは、ホームページ制作を「完成」で終わらせないことを大切にしています。
「作って終わり」ではなく、「使って育てる」ための仕組みを設計すること。
それが本当の意味での“Web制作”だと考えています。
たとえば、自分で更新できる環境を整えたり、
月1回のレポートをもとに社内で話し合う習慣を作ったり。
こうした仕掛けを少し加えるだけで、ホームページは会社の“育成ツール”になります。
資産化とは、技術ではなく「続けるための考え方」。
そして、それを支える仕組みづくりです。
まとめ:ホームページを“育てる”視点を持とう
ホームページの真の価値は、リニューアルの瞬間ではなく、
公開したその後にどれだけ成長させられるかにあります。
アクセス数より、デザインより、
「改善の記録」と「ノウハウの蓄積」こそがあなたの会社の財産です。
今日からできる最初の一歩は、
「毎月1回、サイトを振り返る時間を持つこと」。
たったそれだけでも、会社の未来は少しずつ変わっていきます。
アクアマリーンは、ホームページを“動かしながら育てる”お手伝いをしています。
小さな会社でも、きちんと成果を積み上げる仕組みを一緒に作りませんか?